今日は、茨城県の味めぐり献立です。
茨城県は、作物を栽培している土地の面積が広く、1年を通して、ピーマンや水菜、小松菜、チンゲン菜など多くの野菜が収穫されます。その中でも、れんこんの栽培が盛んで、生産量は日本一です。
煮合いは、水戸市下市地方で、お正月やお祝いに食べられる郷土料理です。れんこんやごぼうなど地元でとれた野菜を煮て、酢で和えた料理です。
納豆は、古くからの水害対策として、栽培されていた小粒大豆の風味と口当たりを活かした伝統的な納豆づくりが全国に知られるようになり、水戸市の特産品となりました。
茨城県の味をおいしくいただきましょう。

高野豆腐は、豆腐を凍らせて乾燥させた保存食です。寒い冬に豆腐を外に置き忘れてしまい、偶然できたと言われています。それを食べてみると食感と味が良かったので、色々な料理にして食べられるようになりました。
乾燥させているので保存がきき、少ない量でもたくさんの栄養がとれます。
また、高野豆腐には、たんぱく質、カルシウム、鉄が多く含まれていますが、ビタミンCは含まれていません。そのため、ビタミンCがたくさん含まれている野菜と一緒に食べると、より栄養バランスがよくなります。
今日は、高野豆腐をたっぷり使った丼です。初めての献立でしたが、好評でした。「ごはんがすすむ!」ともりもり食べました。
こうやどうふのそぼろどんぶり
牛乳
いかのさらさあげ
しそひじきあえ

清水っ子たちは、給食室に入る前に大きな声で「いただきます」と言って入ります。「いただく」は、神様へのお供え物や、身分の高い人から物を受け取るときに、頭の上に掲げて感謝の気持ちを表したことに由来しています。また、食材となった命をいただくという感謝の気持ちも込められています。
給食を返しに来た時も同じように「ごちそうさまでした」と言って入ります。そして、給食室を出るときに、ひとりひとりが「ごちそうさまでした」と言って帰ります。「ごちそうさま」はたくさんの人々が関わって食事ができることへの感謝を表すものです。
給食だけではなく、食事の時には「いただきます」「ごちそうさま」のあいさつを心をこめてできるといいですね。
ごはん
牛乳
みそしる
ぶたにくのしょうがやき
ごまあえ

給食では、特産品や旬の食材を取り入れた献立づくりをしています。特産品は、地域で特に盛んに生産される品物のことです。旬とは、食べ物が一番おいしくて栄養がたっぷりな時期のことです。
今日の給食は、愛媛県が養殖生産量日本一を誇る鯛を使った「鯛の香味揚げ」、生産量日本一を誇るはだか麦が入った「もち麦ごはん」、そして、旬の食材のさつまいもを使った「さつまいものみそ汁」です。
いよいよ明日は運動会です。しっかり食べて、明日力いっぱいがんばりましょう!
もちむぎごはん
牛乳
さつまいものみそしる
たいのこうみあげ
そくせきづけ

酢は、米・とうもろこし・果物などの糖分をもつ原料をもとに、まず「酒」を造り、それを「酢酸菌」で発酵させて造ります。日本料理の基本の調味料である「さしすせそ」の一つで、酸味を加えるために使われます。
酢の歴史は古く、紀元前五千年頃に作られたと考えられています。この時代に、酒が自然に放置され、偶然できたのが始まりといわれています。その後、18世紀に、フランスで酢酸発酵が科学的に解明され、現代の酢の大量生産・流通へとつながりました。
今日は、切り干し大根の中華サラダに「酢」が使われています。おいしくいただきましょう。
ごはん
牛乳
あつあげのみそいため
きりぼしだいこんのちゅうかサラダ

今日は、『中秋の名月』です。
中秋の名月は、満月に近い月が、1年で1番明るくきれいに見える日で、この日にお月見をします。
平安時代には、貴族が宴を催すなど優雅なお月見でした。江戸時代に庶民にも広がり、お月様に秋の収穫物を供え、名月を鑑賞しながら実りに感謝するようになりました。愛媛県では、河原で月を見ながら、その年に採れた里芋を使った、『いもたき』を作り、家族や地域の人たちみんなで鍋を囲む風習があります。
給食では、里芋の他に、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、しいたけが入った『いもたき』です。味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
いもたき
ホキのもみじあげ
あまずづけ

今日は、『秋祭りの行事食』です。
秋祭りは、米や野菜など食べ物がたくさんとれたことに感謝し、田んぼの神様をもてなす行事です。神社から神輿が出たり、獅子舞いを奉納したり、地域によって神様のもてなし方は様々です。
松山では昔から祝い事や客をもてなす時に、ちらし寿司を作る習慣がありました。魚のだしのうま味をいかした甘めの酢飯と、瀬戸内の魚や野菜を混ぜ込む松山鮓は、最高のおもてなしでした。秋祭りには、神様に感謝の気持ちを込めて松山鮓を作り、お供えしてから食べていたようです。
今日の松山鮓には、鯛のほぐし身やれんこんなどが入っています。松山の味をいただきましょう。
まつやまずし
牛乳
もずくじる
とりにくのからあげ
キャベツのおひたし

今日は、『旬の「はも」を生かした献立』です。
はもの旬は、年に2回あります。1回目は、産卵の時期を迎える6月から7月です。産卵前は、あっさりとしていて、やわらかな食感です。2回目は、産卵を終えて身が細くなった後、冬に向けてエサをたくさん食べて再び太る秋ごろです。このころは、脂がのって弾力のある食感になります。
はもには、長くて硬い小骨がたくさんあり、そのままでは食べることができません。中骨を取った後、骨切りが必要になります。骨切りは、はもの身に、皮を切らないよう細かい切れ込みを入れ、小骨を切っていく調理法です。
今日は、「はも」を天ぷらにしました。旬の味を味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
いそに
はものてんぷら
すだちふうみづけ
