給食では、特産品や旬の食材を取り入れた献立づくりをしています。特産品は、地域で特に盛んに生産される品物のことです。旬とは、食べ物が一番おいしくて栄養がたっぷりな時期のことです。
今日の給食は、愛媛県が養殖生産量日本一を誇る鯛を使った「鯛の香味揚げ」、生産量日本一を誇るはだか麦が入った「もち麦ごはん」、そして、旬の食材のさつまいもを使った「さつまいものみそ汁」です。
いよいよ明日は運動会です。しっかり食べて、明日力いっぱいがんばりましょう!
もちむぎごはん
牛乳
さつまいものみそしる
たいのこうみあげ
そくせきづけ

酢は、米・とうもろこし・果物などの糖分をもつ原料をもとに、まず「酒」を造り、それを「酢酸菌」で発酵させて造ります。日本料理の基本の調味料である「さしすせそ」の一つで、酸味を加えるために使われます。
酢の歴史は古く、紀元前五千年頃に作られたと考えられています。この時代に、酒が自然に放置され、偶然できたのが始まりといわれています。その後、18世紀に、フランスで酢酸発酵が科学的に解明され、現代の酢の大量生産・流通へとつながりました。
今日は、切り干し大根の中華サラダに「酢」が使われています。おいしくいただきましょう。
ごはん
牛乳
あつあげのみそいため
きりぼしだいこんのちゅうかサラダ

今日は、『中秋の名月』です。
中秋の名月は、満月に近い月が、1年で1番明るくきれいに見える日で、この日にお月見をします。
平安時代には、貴族が宴を催すなど優雅なお月見でした。江戸時代に庶民にも広がり、お月様に秋の収穫物を供え、名月を鑑賞しながら実りに感謝するようになりました。愛媛県では、河原で月を見ながら、その年に採れた里芋を使った、『いもたき』を作り、家族や地域の人たちみんなで鍋を囲む風習があります。
給食では、里芋の他に、鶏肉、油揚げ、こんにゃく、にんじん、しいたけが入った『いもたき』です。味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
いもたき
ホキのもみじあげ
あまずづけ

今日は、『秋祭りの行事食』です。
秋祭りは、米や野菜など食べ物がたくさんとれたことに感謝し、田んぼの神様をもてなす行事です。神社から神輿が出たり、獅子舞いを奉納したり、地域によって神様のもてなし方は様々です。
松山では昔から祝い事や客をもてなす時に、ちらし寿司を作る習慣がありました。魚のだしのうま味をいかした甘めの酢飯と、瀬戸内の魚や野菜を混ぜ込む松山鮓は、最高のおもてなしでした。秋祭りには、神様に感謝の気持ちを込めて松山鮓を作り、お供えしてから食べていたようです。
今日の松山鮓には、鯛のほぐし身やれんこんなどが入っています。松山の味をいただきましょう。
まつやまずし
牛乳
もずくじる
とりにくのからあげ
キャベツのおひたし

今日は、『旬の「はも」を生かした献立』です。
はもの旬は、年に2回あります。1回目は、産卵の時期を迎える6月から7月です。産卵前は、あっさりとしていて、やわらかな食感です。2回目は、産卵を終えて身が細くなった後、冬に向けてエサをたくさん食べて再び太る秋ごろです。このころは、脂がのって弾力のある食感になります。
はもには、長くて硬い小骨がたくさんあり、そのままでは食べることができません。中骨を取った後、骨切りが必要になります。骨切りは、はもの身に、皮を切らないよう細かい切れ込みを入れ、小骨を切っていく調理法です。
今日は、「はも」を天ぷらにしました。旬の味を味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
いそに
はものてんぷら
すだちふうみづけ

太平燕は、熊本県の郷土料理で、たっぷりの野菜、えびやいかなどの海鮮や豚肉などの具材と麺が合わさった料理です。元々は、中国の郷土料理を日本の食材に置き換えてアレンジされたもので、現在では、学校給食のメニューになるほどです。
ここで、クイズです。太平燕の特徴である麺には、何が使われているでしょう。
① ビーフン ② 春雨 ③ 中華麺
答えは、②の春雨です。
高級食材のフカヒレの代わりに春雨を使ったのが始まりと言われています。具材のうまみがたっぷりつまった熊本の味を味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
タイピーエン
マーボーなす

今日は、『栃木県の味めぐり』です。
栃木県は農業が盛んな県です。いちごやかんぴょう、にら、米などの農産物の収穫量が全国上位を占めています。
かんぴょうは、ゆうがおの実をひも状にむいて、真夏の太陽熱で干した食品です。甘辛く味付けしたかんぴょうは、巻きずしの具として欠かせません。栃木県では、全国生産量の9割以上を占め、特に、南部で栽培が盛んに行われています。
また、にらの生産量は全国2位で、1年を通じて出荷されており、鹿沼にらは、肉厚で幅広く、深みのある香りと甘さが特長です。
今日は、「かんぴょう入り三色あえ」と「にら玉汁」です。味わっていただきましょう。
ごはん
牛乳
にらたまじる
あげぎょうざ
かんぴょういりさんしょくあえ

給食でもよく登場するピーマンは、夏が旬の野菜で、ナス科トウガラシ属に分類されます。
さて、ここでクイズです。ピーマンの花の色は、何色でしょう。
① 紫色 ② 黄色 ③ 白色
答えは、③の白色です。ピーマンの花は、白く、小さく、うつむき加減に咲きます。同じナス科でも花の色は異なり、ナスの花は紫色、トマトの花は黄色です。
今日は、「ホキの甘酢あんかけ」にピーマンが入っています。おいしくいただきましょう。
キムチごはん
牛乳
ちゅうかスープ
ホキのあまずあんかけ
